「スペイン語を一生懸命勉強を頑張っているのになかなか理解できない」そんな悩みを抱えていませんか?もしそうだとしたら学習方法が適切ではないのかもしれません。
学習定着率を高めるには、効果的な勉強法を取り入れることが必要です。
この記事では「学習したことを定着させるための効果的な勉強法」を紹介したいと思います。能動的なアクションが鍵ですよ。
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学習の定着率を示したラーニングピラミッド
ラーニングピラミッドというものを知っていますか?ラーニングピラミッドとはアメリカの国立訓練研究所が発表した学説で「学習の定着率」を表したものです。
上記画像がラーニングピラミッドですが、それぞれの内容について説明します。
講義(定着率5%)
私が過去に受けてきた学校の授業スタイルですね。基本的には座学で先生の話を聞くだけです。定着率は5%のようです。
小学校から高校までの学習スタイルは何だったんだろう…
読書(定着率10%)
学習内容に関連する本を読む行為ですね。僕は参考書を買って勉強したり、小説などを読んだりもしていますが、定着率は10%と低めです。
ただ個人的には学習内容に興味を持てるかどうかで若干の変動があるように感じています。
映像を見る(定着率20%)
これはビデオや音声による学習ですね。
例えば単語を見たり書いたりするだけでなく音声で聞いたり、ユーチューブなどで授業動画を見たりする行為です。
学習率は20%とまだまだ低いですが、単語を音声で聞いたりする学習法は通勤中や家事をしていてもできることなので僕は重宝していますよ。
実演を見る(定着率30%)
これは「理科の実験を見る」「ボールの蹴り方を間近で見る」といった行為ですね。
デモンストレーションを見るという行為はインパクトが大きく記憶に残りやすいため定着率も30%とこれまでの学習法よりも高いです。
百聞は一見に如かずってやつですかね。
討論する(定着率50%)
ディスカッションやディベートを行うと定着率は50%と高くなるようです。
実際に会話をして意見を交換するときは相手の話している内容を理解したうえで、自分の伝えたいことが伝わるように道筋を立てて考えを整理する必要がありますよね。
ディスカッションやディベートのあとは凄く疲れます。
それだけ脳を消費しているということでしょう。定着率が高くなるのも納得です。
体験・実践する(定着率70%)
実際に経験し感覚を得るという行為は学びにとって非常に重要な行為でしょう。
私はスペイン語の学んでいるのですが、オンラインレッスンでシチュエーションを想定して会話をするのと、実際にスペイン語圏の国へ行き買い物をするのは大きな違いがあります。
僕の実体験だとオンラインレッスンはプールで泳いでいる感じで、実際に体験するのは海で泳いでいるような感じでした。
緊張感が違いすぎて実践したことは鮮明に記憶に残っています。
人に教える(定着率90%)
自分がしっかりと内容を理解していなければ人に教えることなんてできませんよね。それに教えるという行為は責任が伴うものです。中途半端な覚悟ではできません。
相手の反応を見ながらアクションを変えたり質問に返答したりする必要もあるでしょう。
そういった能動的なアクションを繰り返すことで考えが整理され記憶が定着するのです。
学習したことを定着させたければ能動的なアクションを意識しよう
上記の学習法を見ればわかると思いますが学習したことを定着させたければ「能動的な学習(アクティブラーニング)」を行うことが大事です。
つまり「討論する」「体験・実践する」「人に教える」という学習法です。
近年ではハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学などが授業形式を「能動的な学習(アクティブラーニング)」で行なっているようです。
教師による一方的な指導ではなく、学習者が体験したりディスカッションを行なったり、プレゼンする機会を増やすことでより効果的な学びを得ようとしているのです。
確かに自分がプレゼンしたことはけっこう記憶に残っていますよね。
それもそのはずだと思いました。だって講義を受けるだけの学習法だと5%の定着率ですが、人に教える行為は90%の定着率なのだから。