頑張っているのに成果が出ない…勉強をしていて、そのように感じたことはありますか?
もし思い当たるのであれば、やってはいけない勉強法を実践しているかもしれません。
もちろん勉強をしたほうが、しないよりはマシです。でもせっかく努力するのであれば効率の良い方法で行い成果を得たいですよね。
この記事では「効率の悪い勉強法。やってはいけないNG行為」についてまとめました。
思い当たるところがあればすぐに改善を試みましょう!
Contents
参考書を買っただけ、作業をしただけ
学習が参考書を買っただけ、マーカーで線を引くだけだったりしていませんか?またはノートにまとめただけで満足をしていませんか?
それらはただの作業です。学習ではありません。
買ったあとに放置、もしくは一回読んで気になったところにマーカーをしているだけでは覚えることができません。
何度も何度も繰り返し使ってこそ、その参考書は役に立つのです。
何冊も参考書を買うより、一冊一冊しっかりとマスターしたほうが学習には効果的です。
何冊の参考書を買ったのか?読んだのか?ではなく、何回繰り返し使ったか?を学習の基準にしてみたら、もっと成果を得られるかもしれませんよ。
インプットだけでアウトプットをしていない
もし学習したことを定着させたければ「能動的な学習(アクティブラーニング)」を行うことが大事です。
つまり「討論する」「体験・実践する」「人に教える」という学習法です。
近年ではハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学などが授業形式を「能動的な学習(アクティブラーニング)」で行なっているようです。
教師や参考書による一方的な指導ではなく、学習者が体験したりディスカッションを行なったり、プレゼンする機会を増やすことでより効果的な学びを得ようとしているのです。
確かに自分がプレゼンしたことはけっこう記憶に残っていますよね。
例えば講義を受けるだけの学習法だと5%の定着率で、読書は10%の定着率ですが、人に教える行為は90%の定着率となります。
インプットも大事ですが、学習したことを定着させるためにはアウトプットが必要です。
反復作業が足りない
単発では記憶が定着しません。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人が何かを学んだときに以下の確率で「忘れる」ようです。
- 20分後→42%忘れる
- 1時間後→56%忘れる
- 9時間後→64%忘れる
- 1日後→67%忘れる
- 2日後→72%忘れる
- 1週間後→77%忘れる
- 1ヶ月後→79%忘れる
人は勉強をしても1日〜2日後にはほとんどのことを忘れてしまうということです。何だか勉強をするのが馬鹿らしくなってきますが、忘れずに済む方法が存在します。
それは「反復」をすることです。反復のタイミングは「1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後」に行うと効率的だと言われています。
反復することで記憶が定着し忘れなくて済むことでしょう。
長時間まとめての勉強
長時間まとめて勉強をするのは非効率です。
なぜなら人が集中できる時間は限られており、一度に覚えられる知識量も限られます。
休憩を挟むと集中力が維持できるという実験結果も報告されています。休憩をとるタイミングは人それぞれだけど、15分、45分、90分を目安に休憩をとると良いでしょう。
学校の授業時間はだいたい45分とかですよね。僕が通っていた大学は90分講義でした。
あと休憩中は軽い運動をすることが望ましいようです。
さっそく実践してみてはいかがでしょうか。
ずっと同じ場所で勉強をしている
記憶力をアップさせるためには、常に同じ場所にいるのではなく、数時間ごとに場所を変えることが望ましいと報告されています。
なぜなら場所を変えると記憶を司る海馬にある「場所ニューロン」が刺激され、記憶力が良くなるから。
記憶力だけでなく、気分転換にもなり集中力が増しますよね。
カフェ、図書館、自宅、公園などなど…僕はカフェで勉強するのが好きです。
その際はWebサービスを利用すると便利ですよ。Webなら場所を選びませんし、重たい参考書を持ち歩く必要がありません。
眠いのを我慢している
眠たいのを我慢して勉強しても効率的ではありません。なぜなら脳が疲弊した状態では記憶の定着が難しいからです。
そんなときは我慢をせずに寝ましょう。ただ寝ると言っても少しの時間だけ。仮眠程度で十分です。15分程度でも寝るとスッキリします。
机の上で伏せるだけでも効果があります。休むときは光を遮断するとより良いでしょう。