スペイン語のフレーズ・語彙

スペイン語の動詞「知っている」saberとconocerの違い

スペイン語の勉強をしていて感じる疑問の1つにsaberとconocerの違いがありますよね。

2つとも「知っている」という意味の動詞なのですが、いつ、どんなときに、どちらの表現を使ったら良いのでしょうか?

saberとconocerにはニュアンスの違いがあります。

今回はこの動詞の使い方について簡単に解説して行きたいと思います。

saber「知識として」知っている

マルク
マルク
saberは「知識や情報として」知っているときに使います。

<例文>

・Sé que a el le gusta la carne. (彼が肉を好きなのは知っている)

・Linda sabe cuándo viene Kyu. (リンダはぺいじがいつ来るか知っている)

・¿Sabes dónde está la estación?(駅がどこにあるか知ってる?)

リンダ
リンダ
¿Sabes quién fue Andrés?(アンドレスって誰だか知ってる?)
マルク
マルク
Por supuesto que lo sé. (もちろん知っているよ)

saberは「できる」「仕方を知っている」ときにも使う

<例文>

・Yo sé español. (私はスペイン語を話すことができる)

・¿Sabes tocar el piano? (ピアノを弾ける?)

こうなると今度はsaberとpoderの違いは何?ということになりますよね。

マルク
マルク
saberとpoderの違いに関しては別記事で解説します。

conocer「経験として」知っている

マルク
マルク
conocerは「経験として」知っているときに使います。

<例文>

・Conozco la canción. (その歌を知っている。※聞いたことがある)

・Conoce bien Kobe.(神戸をよく知っている。※行ったことがあるので)

・Conozco a Linda. (リンダと知り合いです。※会ったことがある)

リンダ
リンダ
¿Conoces Guatemala?(グアテマラを知っていますか?)
マルク
マルク
Sé por internet. pero no he estado. (インターネットで知っていますが、行ったことはありません。)

まとめ

簡単にまとめると、saberとconocerは以下のように使い分けます。

リンダ
リンダ
saberは「知識や情報として」知っているとき
マルク
マルク
conocerは「経験」として知っているとき

・Sabes Kobe?

・Conoces Kobe?

上記の2つは「神戸を知っているか?」と聞いているのですが、saberの場合は、場所とか人口とか市長は誰とか、知識を聞いている感じです。

対してconocerは「行ったことある?」というニュアンスになります

知識か経験かで使い分けましょう!

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